大谷翔平の二刀流活躍は「持続可能だ」 地元紙が太鼓判、投球回数上積みも予想
急速な投球プログラム、ドライブライン訪問、食事面改善…
エンゼルスの大谷翔平投手は今季、投打二刀流でメジャー史を塗り替え続け、満票でア・リーグMVPに輝いた。LAタイムズはこの活躍を「持続可能だ」と断言。来季以降の活躍に太鼓判を押した。
地元紙は「彼のパフォーマンスはそれだけ前例がないものだった。それだけ歴史的で、ユニークなものだった」と改めて今季の快挙を振り返った。1年前には不安視されていたが、エンゼルスは起用に関する制限を撤廃。158試合の出場につなげ「負傷者リストに入ることもなく、片手で数えられるほどしか登板回避することもなかった」と評価した。
その理由について「メジャーでのキャリアで初めて、怪我の手当をしたり、リハビリしたりすることなくオフシーズンを過ごすことができた」と昨オフの取り組みを挙げた。投球プログラムを急速に進め、ブルペンやライブBPも多くこなし、さらにシアトルにあるトレーニング施設「ドライブライン」を訪れたことにも言及。血液検査を受けて食事面を改善したこと、ジョー・マドン監督やペリー・ミナシアンGMをはじめとした球団関係者と常にコミュニケーションを取り続けてきたことも、大きな要因だとした。
これらの要素があって大谷は満票でのMVPという快挙を成し遂げた。代理人を務めるネズ・バレロ氏が来年以降も同様の活躍ができる旨のコメントをしたことに触れ、「『投打両方とも持続可能なものだと思う』とマドン監督も話していた。来年、今年よりも40~50イニング多く投げられると見ており、打撃においてもマイク・トラウトとアンソニー・レンドンが並ぶことでより勝負してもらえると考えている」とさらなる活躍を予測。ミナシアンGMも「続けられないと考える理由がない」と話していたと報じている。
コミッショナー特別表彰を受けた際には、会見で「今のところ不安なところはないので。今のところ自信を持っていますし、1番は出続けることで上がってくるものがあると思うので」と自信を口にしていた大谷。来季以降も二刀流での活躍へ、周囲の期待は高まるばかりだ。
(Full-Count編集部)