花巻東・佐々木麟太郎、“曲芸撃ち”左越え2点二塁打 左足死球も2戦連続マルチで払拭
ライバルの広陵・真鍋が豪快3ラン、負けじと3試合連続打点
花巻東の“スーパー1年生”佐々木麟太郎内野手が23日、第52回明治神宮野球大会の準決勝・広陵戦に「3番・一塁」でスタメン出場。6回の第3打席で右前打、7回の第4打席で左越え2点二塁打を放った。3回の第2打席で受けた死球の影響を感じさせなかった。
初回2死はカーブに手が出ずに見逃し三振。アクシデントは3回2死二塁だった。内角低めの直球が軸足の左足付近に直撃。鈍い音は球場中に響いた。その場に倒れ込んで動けなくなり、チームメートに支えられながらベンチへ。臨時代走が出されたが、3回守備から再び登場した。スタンドから拍手が送られた。
死球を物ともしなかった。6回先頭で強烈な右前打を放って3試合連続安打をマーク。見せ場は6点差の7回2死一、三塁打。低めの変化球をすくい上げた。高々と舞い上がった打球は左翼手を越える2点二塁打となった。今大会は3試合連続打点、2試合連続マルチ安打となった。
全国デビューとなった20日の1回戦・国学院久我山戦では初回に通算48号となる先制ソロを右翼席へ。1本塁打2犠飛含む1打数1安打3打点1四球と活躍した。22日の準々決勝・高知戦でも初回に先制中前打を放ち、5打数2安打1打点だった。
(Full-Count編集部)