ヤクルト、競り合い制して2勝1敗　高津監督が激賞「サンタナよく打ってくれた」

1点ビハインドの7回にサンタナの2ランで逆転に成功

■ヤクルト 5ー4 オリックス（日本シリーズ・23日・東京ドーム）

「SMBC日本シリーズ2021」は23日、東京ドームで第3戦が行われ、ヤクルトがオリックスに逆転勝ちし、対戦成績を2勝1敗とした。点の取り合いを制した高津臣吾監督は「初戦からすごくロースコアの競ったゲームが続いた。一進一退のゲームの中でサンタナがよく打ってくれた」と語った。

　手に汗握るシーソーゲームだった。ヤクルトは1点ビハインドの5回2死満塁のチャンスで中村が中前へ2点適時打を放って逆転。さらに宗の悪送球でもう1人、走者が生還してこの回3点を奪った。

　だが、6回に杉本の2ランで追いつかれると、7回には吉田正の適時二塁打で勝ち越しを許した。それでもその裏、サンタナが右翼スタンドへ2ランを放って逆転に成功。1点のリードを石山、マクガフのリレーで守り抜いて逃げ切った。

　高津監督はサンタナの一発に「期待してました。期待通りのバッティングをしてくれたと思います」と称えた。東京ドームには多くのスワローズファンが駆けつけ「やはりスワローズのファンがたくさんいらしてくれているので励みになります。後押しがあって勝てたと思います」と感謝していた。

（Full-Count編集部）