大阪桐蔭・西谷監督「なかなか取れないタイトルでした」 神宮大会初Vに感慨
春夏8度Vの強豪に新たな栄冠、西谷監督は「総力戦で戦おうと」
第52回明治神宮野球大会は25日、神宮球場で高校の部・決勝戦が行われ、大阪桐蔭が11-7で広陵(広島)に勝ち、大会初優勝を決めた。西谷浩一監督は試合後「総力戦で戦おうと。スタンドも含めて41人での勝利でした」と選手らを称えた。
大阪桐蔭は3回に4点を先制。続く4回1死一、二塁では3番・松尾汐恩捕手(2年)が左翼席に3ラン。さらに松尾は7回2死でもこの日2発目となるソロを放って見せた。チームは18安打11得点と打線が爆発し、悲願の初制覇となった。
大阪桐蔭は春夏合わせて8度の甲子園優勝を誇っているが、神宮大会での優勝は初。試合後、西谷監督は「OBたちが今まで頑張ってきましたが、なかなか取れないタイトルでした。乗り越えてくれて嬉しかった」と喜んだ。
主将の星子天真内野手(2年)も「束になって泥臭く戦うことができた」と、チーム力を実感。新チーム初の栄冠を手にし、勢いついた大阪桐蔭ナインは“総合力”で、次は春の選抜優勝を目指す。
(川村虎大 / Kodai Kawamura)