イチロー“凱旋”、開幕戦後の一問一答 大歓声に「どうしたらいいのか…」
本拠地の超満員の観衆が歓迎、声援は「そのまま聞こえていましたよ」
29日(日本時間30日)の開幕戦インディアンス戦に「9番・左翼」でスタメン出場し、2打数無安打1三振という結果だったイチロー外野手。復帰後初ヒットは出なかったが、超満員となった本拠地セーフコ・フィールドのファンは背番号51に大歓声を送り続け、マリナーズは2-1で白星発進した。
試合前の選手紹介では、この日一番の歓声を浴びながら、レッドカーペッドの上を颯爽と走って登場した背番号51。ただ、実はこの場面では細心の注意を払っていたといい、試合後には「ここで絶対ケガできないから(笑)」と冗談交じりに振り返った。さらに、本拠地の大歓迎には「この先はシアトルを離れたくないなという気持ちになりますよね」と心境を吐露。昨年のサイ・ヤング賞右腕クルーバーの前に快音を響かせることこそできなかったものの、まずまずのスタートとなった。
以下は試合後の一問一答。
――すごい声援でしたね。
「はい」
――レッドカーペットの上を走っている時はどんな思いで?
「あそこは、ここで絶対ケガできないから(笑)。そっちの方がね。ここでケガしたら、洒落にならんぞと(笑)。イヤな感じの素材なんですよ。だから、そこ意識してました」
――1打席目も大歓声。どのように聞こえていた?
「そのまま聞こえていましたよ。ただ、どうしていいのかが難しかったですね」