熱血ヤクルト党左腕が快投で8強進出 窮地でも支えになった「絶対大丈夫」の精神
6回1失点の力投を見せた東京ガスの高橋佑樹
ヤクルトが日本シリーズを戦った東京ドームのマウンドで、“燕党”の左腕が吠えた。5日に行われた「第92回都市対抗野球大会」2回戦の三菱重工West戦に先発した東京ガス・高橋佑樹投手が6回1失点の好投を披露。チームは5-1でベスト8に進出した。
苦しい立ち上がりだった。初回は「どうにもこうにもストライクが入らなかった」と、先頭から2者連続で四球。3番・福永裕基内野手に左前に運ばれ、1死も取れずに先制点を与えた。それでも、焦りはなかった。
「『絶対大丈夫』という気持ちでやろうとしました」。4番・皆川仁外野手を三振、5番・西岡武蔵内野手を三ゴロ併殺で切り抜けると、2回以降は無失点。味方の逆転を呼び寄せた。