大阪桐蔭ドラ1候補・根尾が投打で活躍 1失点完投&1安打1打点
9四球と制球に苦しむも9回4安打1失点
第90回記念選抜高校野球は31日、大会9日目を迎え第1試合は大阪桐蔭(大阪)が5-1で明秀日立(茨城)を下しベスト8に進出した。大阪桐蔭は今秋のドラフト1位候補・根尾昂が今大会初先発。明秀日立はDeNA・細川成也外野手を兄に持つ細川拓哉がマウンドに上がった。
根尾は初回を3者凡退で打ち取る好スタート。2回は先頭の4番・芳賀に中前打を許したが続く有住、山口を抑え2死一塁。ここで7番・細川を1ボール2ストライクと追い込んだ4球目、147キロのストレートで空振り三振を奪った。
3回先頭の1番・宮崎が左前打、続く青地の犠打で1死二塁のチャンスを作ると3番・中川が右翼線へタイムリー二塁打を放ち先制。さらに5回2死一、二塁では5番・根尾が左前適時打を放ち追加点を挙げた。
大阪桐蔭は7回にも貴重な追加点を挙げる。2死二塁から4番・藤原が左中間を破るタイムリー三塁打を放ち3-0とリードを広げた。8回には1死三塁から8番・小泉が右越えにタイムリー三塁打、2死三塁から1番・宮崎の中前適時打で2点を追加した。
明秀日立は9回に先頭の7番・細川が左中間へ意地の一発を放ち1点を返し、なおも2死満塁と一発が出れば同点のチャンスに4番・芳賀が空振り三振に倒れゲームセット。
根尾は9四球と制球に苦しみながらも明秀日立打線に連打を許さず9回4安打1失点の好投。打っても5回に自身を助けるタイムリーを放った。
(Full-Count編集部)