DeNA移籍の藤田一也が入団会見 10年ぶり古巣復帰「どこかでまだプレーしたいと」
プロ17年目の今季は初めて1軍出場なしに終わる
楽天を今季限りで戦力外となり、古巣のDeNAに10年ぶりに復帰する藤田一也内野手が10日、横浜市内の球団事務所で入団記者会見を開いた。背番号は「3」に決まった。39歳となった今季は、プロ17年目で初めて1軍出場なしに終わっていた。
10年ぶりの古巣復帰に藤田は会見で「イーグルスでプレーしていた時も、ベイスターズは気にしていたチームだった。戦力外になり、どこかでまだプレーしたいという気持ちがまだ強い中で声をかけていただいた気持ちは、言葉で表すのが難しい」と語った。
藤田は2004年ドラフト4位で、近大から横浜(現DeNA)に入団。内野守備のスペシャリストとして存在感を発揮していた。2012年のシーズン途中、内村賢介内野手との交換トレードで楽天へ移籍すると、遅咲きのブレークを果たす。翌13年にはプロ9年目にして初めて規定打席数クリア。二塁手としてベストナインに2度(2013、14年)、ゴールデングラブ賞に3度(2013、14、16年)輝いた。
気さくな性格で人望が厚く、毎オフ京都で行う自主トレには球団や年齢に関わらず、藤田を慕う数多くの選手が参加することで知られる。背番号は、前回の横浜・DeNA時代は「23」(現在のDeNAではオースティン)、楽天では「6」(森)を付けていた。
(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)