日本人投手は防御率7点台と6点台、助っ人まずまず… DeNAの今季補強はどうだった?
田中は開幕戦で大暴れもその後は出場機会を減らした
DeNAは今季、54勝73敗16分けの勝率.425で6年ぶりの最下位に沈んだ。三浦大輔監督の就任1年目は、新型コロナウイルスの影響で来日が遅れた外国人選手が開幕に間に合わず、6連敗で8戦未勝利と苦しいスタートとなったことが響いた。今季補強した選手は機能したのか。ルーキー以外の“新戦力”の働きを検証する。
ツインズから獲得したのがフェルナンド・ロメロ投手だ。キャンプ不参加も響いたのか前半戦は未勝利(2敗)と苦しんだが、9月以降は7試合の先発で5勝1敗。来季に向けて期待を持てるパフォーマンスを見せた。育成で加入し4月に支配下登録されたケビン・シャッケルフォード投手は救援で32試合に登板も安定感を欠いた。
一方で日本人選手は“不発”に終わった。ヤクルトを戦力外となり獲得した風張蓮投手はわずか5試合の登板で防御率7点台。今季限りで戦力外となった。また巨人を戦力外となり、入団テストを経て3月に加入した宮國椋丞投手は移籍初白星こそ手にしたが、防御率は6点台だった。国吉とのトレードで6月中旬にロッテから移籍した有吉優樹投手も1試合の登板に終わった。
野手では巨人にFA移籍した梶谷隆幸外野手の人的保障として加入した田中俊太内野手が、古巣との開幕戦でいきなり3安打6点と大爆発。しかし徐々に出場機会は減り、貢献したとは言い難い成績となった。