三重が一進一退の乱打戦に勝利 星稜下して1969年以来49年ぶり4強進出
8回に同点に追いつかれるも9回に5点を挙げて突き放す
第90回記念選抜高校野球は1日、大会10日目を迎え第4試合は三重(三重)が星稜(石川)を14-9で下し、優勝した1969年以来49年ぶりの4強進出を決めた。
一進一退の攻防に決着をつけたのは三重だった。まず2回表、三重が梶田の2ランなどで3点を先制すると、その裏に星稜は東海林の2点適時打で1点差に詰め寄る。すると、3回表に三重が猛攻を仕掛け、梶田の右適時打、浦田の左適時打などで4点を追加。一気に5点差と広げたが、3回裏に星稜は山瀬、奥川の連続タイムリーで2点を返し、三重が7-4でリードする展開となった。
試合はしばらく膠着状態が続いたが、6回に星稜が南保の左タイムリーで1点を返して2点差とした。だが、三重も攻撃の手を緩めない。7回表に再び2点を追加し4点差に広げたが、星稜はその裏に1点を返し、さらに8回、先頭・平野がセーフティバントで突破口を作ると、相手のミスを逃さず突いて、ついに同点に追いついた。
このまま星稜が勢いに乗るかと思いきや、9回表に三重が奮起。無死一、三塁から曲がセンターへ勝ち越しタイムリー。なおも無死満塁では東が押し出し四球を選び、1死満塁からは小川が左翼へタイムリーを運ぶなど、一気に5点を奪って試合を決めた。
(Full-Count編集部)