未来の4番候補にポスト“坂本勇人”の遊撃手… 巨人ネクストブレークの6選手

巨人・秋広優人(左)と菊田拡和【写真:中戸川知世、荒川祐史】
巨人・秋広優人(左)と菊田拡和【写真:中戸川知世、荒川祐史】

2メートル越えの長身、秋広優人は大谷翔平の打撃を彷彿

 巨人には2022年、期待の持てる若武者たちが多くいる。2021年はリーグ3連覇を逃し、目立った新戦力の台頭は初の規定打席に到達した松原聖弥外野手くらいだった。野手だけでなく、投手陣にもチャンスがある2022年。ドラ1右腕や、将来の4番候補、坂本勇人内野手の後継者など活躍が期待される若手をピックアップしたい。(2022年の満年齢)

○秋広優人内野手(2年目・20歳)
 ルーキーイヤーの今年は高卒ながら1軍キャンプに参加するなど、話題となった左の大砲。身長202センチの大きな体から、エンゼルス・大谷翔平投手を彷彿とさせる豪快な打撃が魅力。ファームでは4番を任されるなど実戦を積んだ。イースタン・リーグでは打率.229、8本塁打、26打点とプロの壁にぶつかったが、外野手にも挑戦するなど幅を広げることができた。岡本和とクリーンアップを組めるスラッガーになれる逸材だ。

○中山礼都内野手(2年目・20歳)
 秋広と同期、右投左打の内野手でポスト坂本勇人に挙げられる遊撃手。イースタン・リーグでは打率.309、12打点、0本塁打。巨人での1軍定着を目指すならば、2022年シーズンはパンチ力アップも課題となる。中京大中京高時代は1年夏からベンチ入りするなど、世代トップのショートだった。守備ではハンドリングのうまさに定評があり、球団や首脳陣からも大きな期待が寄せられている。

○菊田拡和内野手(3年目・21歳)
 常総学院高(茨城)時代は通算58本塁打を放った右の大砲。イースタン・リーグでは、59試合に出場し、打率.271をマーク。エキシビションマッチは1軍にも帯同。安打こそなかったが、経験を積むことができた。本職は三塁手だが、秋季練習ではチャンスを広げるため、外野の練習も取り組んでいる。後輩の秋広とともに、将来の主軸候補としても名前が挙がる。

投手には奥川、佐々木に負けない同世代ドラ1や先発ローテ候補も…

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