大田は強固な外野陣に食い込めるか? 大役は今永か東か…DeNA開幕スタメン最速予想
捕手は伊藤光、戸柱恭孝、山本祐大ら大混戦か
三浦大輔監督の就任2年目となる今季のDeNAの戦いは、本拠地・横浜スタジアムで広島を迎え幕を開ける。昨季は開幕から11戦勝ちなし(8敗3分け)と大きく出遅れ、54勝73敗16分け、借金19の最下位に終わった。悪夢を繰り返さないためにも開幕ダッシュは不可欠。春季キャンプやオープン戦で戦力に変動は生じるだろうが、現時点での2022年の開幕スタメンを“最速”で占ってみる。
昨季の外野陣はほぼ固定されていた。135試合に出場して打率リーグ5位の.310と10年目で復活を遂げた桑原将志、主将で同6位.303の佐野恵太、規定打席にわずかに到達しなかったが、439打席で.303のタイラー・オースティン。今季も“盤石”と見られたが、日本ハムを自由契約となった大田泰示を獲得。2017年~2020年まで4年連続100試合以上に出場した実力者が入り、3人の居場所も安泰ではない。
内野もアクシデントがなければ確定的なポジションが多い。国内FA権を行使せず6年契約を結んだ宮崎敏郎、新人ながらリーグ3位の打率.314で新人特別賞に輝いた牧秀悟、来日から4年連続20本塁打以上のネフタリ・ソトがいる。その中で、流動的なのは遊撃か。昨季の先発を見ると大和、柴田竜拓ら実に6人が起用されたが、今季は3年目を迎えるスター候補生の森敬斗に期待したい。足でかき回すことができるのはチームに足りない部分であり、攻撃の幅も広がる。
開幕投手候補は今永昇太、東克樹らとなるだろう。今永は左肩手術から昨年5月に復帰し5勝5敗で、今季はスタートからローテーションを担うことは確実。左肘のトミー・ジョン手術から昨年9月に復帰した東も高い制球力は健在で、状態に問題がなければ頼もしい存在となる。他にも昨季チームトップ6勝を挙げた大貫晋一もいる。
捕手も大混戦だ。昨季は伊藤光や戸柱恭孝、山本祐大らが出場機会を分け合った。今季も投手によって捕手が代わる可能性も高く、仮に開幕投手が今永ならコンビを組むのは戸柱か。果たしてどのようなメンバーで3月25日を迎えるのか注目が集まる。