豪州プロリーグで初の女性投手誕生 17歳が決意「成長し続けることができる」
メルボルン・エイシズはかつて西武の森、高橋らが武者修行した
オーストラリアン・ベースボールリーグ(ABL)のメルボルン・エイシズは、17歳の女性投手ジェネビーブ・ビーコムと育成契約を結んだことを公式ホームページで発表した。かつて西武の森友哉や高橋光成、オリックスの宗佑磨らも武者修行したチームで、豪州プロリーグ初の女性投手が誕生した。
メジャーで12年間プレーし24勝を挙げている、エイシズのピーター・モイラン監督は「ジュニア時代から彼女が野球選手として成長する姿を見てきた。これが“形だけ”の選択だと思っている人は、考え直す必要がある。なぜなら彼女はエイシズの育成選手リストにおける枠を、自らの手で掴んだのだから」と祝福の言葉を送った。
ビーコムさんは「モイランをはじめとした指導者たちとプレーすることで、選手として成長し続けることができると思っています。(エイシズでプレーすることで)総合的により良い選手になるために私を後押してくれると信じています」と感謝した。
ABLは、ブレーブスのロナルド・アクーニャJr.、ホワイトソックスのリアム・ヘンドリクス、フィリーズのディディ・グレゴリアス、レイズの崔志萬(チェ・ジマン)ら数々の一流選手もプレーしたリーグで、MLBが認可するウインターリーグの一つとなっている。