選抜注目のスーパー1年生 通算50発の花巻東・佐々木麟太郎ら“怪物級”揃う
花巻東・佐々木、広陵・真鍋、九国大付・佐倉はいずれも神宮大会で本塁打を記録
第94回選抜高校野球大会の出場校を決める選考委員会が28日に行われ、出場32校が決定した。3月18日に開幕する今年の大会は、下級生に注目選手が多い。ここでは改めて“スーパー1年生”4選手を紹介する。
投手では4大会ぶり4度目の選抜制覇を狙う大阪桐蔭(大阪)に好左腕がいる。前田悠伍投手は昨年秋の近畿大会で3試合17回を投げて11奪三振1失点。明治神宮大会でも3試合で15回を17奪三振3失点と好投して両大会優勝の立役者となった。身長長179センチ、75キロの左腕は、最速145キロの切れのある速球を軸にチェンジアップなど変化球も巧みに操る。
野手では奇しくも右投げ左打ちで一塁手を務める大型スラッガー3人が注目を集めている。筆頭格は花巻東(岩手)の佐々木麟太郎内野手で、高校通算50本塁打(うち公式戦12本塁打)を誇る。身長183センチ、体重117キロの巨体から軽々と打球を飛ばす。昨年秋の明治神宮大会では1回戦の国学院久我山戦の第1打席でいきなりアーチを架け、広陵との準決勝でも一時は同点となる3ランを右翼席に叩き込んだ。
広陵(広島)の真鍋慧(けいた)内野手も負けてはいない。身長189センチ、体重89キロとアスリート体形の長距離砲は明治神宮大会3試合で15打数8安打5打点1本塁打。準決勝の花巻東戦で弾丸ライナーで右翼席に運んだ。
九州国際大付(福岡)の佐倉侠史朗内野手も身長182センチ、体重104キロの巨漢。昨年秋は福岡大会で2発、九州大会も2発放って優勝に貢献。明治神宮大会も3試合で9打数3安打2打点と活躍し、大阪桐蔭・前田から一発を放っている。いずれ劣らぬ長距離砲が聖地でどんな打棒を披露してくれるだろうか。
(Full-Count編集部)