かつての“全米ドラ1”は再起図れるか? ツインズとマイナー契約も立場は「保険的な役割」
2008年ドラフト全体1位ティム・ベッカム
2008年のドラフト全体1位ティム・ベッカムがツインズとマイナー契約を結んだと、CBSスポーツが報じた。ジ・アスレチックのダン・ヘイズ記者が「ツインズがティム・ベッカム遊撃手とマイナー契約を結んだと情報元が認めた」とツイートした。
ベッカムは昨季ホワイトソックス傘下3Aで45試合に出場し打率.279、出塁率.330、長打率.545、11本塁打という成績を紹介。メジャー出場はなく、2019年にマリナーズの一員として出場して以来、メジャー出場から遠ざかっている。
通算472試合で打率.249、出塁率.302、長打率.431、OPS.733、63本塁打。OPS+は平均(100)以下の98、WARは3.8。32歳でレイズ、オリオールズ、マリナーズ、ホワイトソックスに次いでツインズで5球団目となる。
ツインズはホセ・ミランダ(球団プロスペクトランキング8位)をユーティリティ内野手の1人として使うと見られており、CBSスポーツは「ベッカムはミランダが怪我をしたり、メジャー昇格が遅れたときの保険的な役割になるだろう」と予想した。
2008年のドラフト全体1位指名。同年は3位エリック・ホズマー(ロイヤルズが指名/現パドレス)、5位バスター・ポージー(ジャイアンツが指名/昨季限りでジャイアンツから引退)、10位ジャスティン・スモーク(レンジャーズが指名/元巨人)らが指名を受けた。殿堂入りが有力視されるポージーと対照的な現状に「1位指名したことは当時は弁護できるもの。とはいえベッカムの代わりにバスター・ポージーを選んでいたらどうなっていたか」と厳しい目で見られている。
高い期待を受けながら目立った活躍ができずメジャーの舞台から遠ざかっているベッカム。32歳となり、新天地で再起を図ることができるだろうか。
(Full-Count編集部)