大谷翔平がMLB現役最強打者TOP10に選出 米メディア選定、トラウトを上回る評価
走力を含め総合的に分析、大谷のスピードは「本物だ」と評価
エンゼルス大谷翔平投手は昨季、リーグ3位の46本塁打、同5位の26盗塁をマークした。米スポーツ専門メディア「ブリーチャー・レポート」は現役選手の打力、パワー、出塁力、走力などを総合的に評価し、最強打者トップ10を選出。大谷を4位に挙げている。1位はナショナルズのフアン・ソト外野手、昨季は怪我のため36試合出場にとどまったエンゼルスのマイク・トラウト外野手は5位だった。
本塁打王を最後まで争った昨季の大谷は、本塁打や長打が出やすいとされる「バレル」で捉えた打球は球界トップ。ボール球に手を出す割合の「チェイス・レート」は平均的だったが、四球率は15%で、全体4位の高数値だった。
記事によると、ストライク先行のカウントでのボールの見極めが向上しており、昨季はカウント0-1になってから選んだ四球が23あった。2018年から2020年までの3シーズンの合計が24だから、飛躍的に向上している。
盗塁は26決めたが、失敗も10あった。MLBトップクラスのスピードと評価する一方で記事は「(失敗の多さを)マイナス要素と捉えてもいいが、スピードを見せようとすることを責めるのも難しい」と解説している。一方、最大の懸念材料としたのが三振率。昨季は29.6%(639打席で189三振)で、2018年の27.8%、19年の25.9%、20年の28.6%よりも高かった。
トップ10は以下の通り。選外特別賞として4人が選出されている。
10位:フレディ・フリーマン(ブレーブスからFA)
9位:ブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)
8位:カイル・タッカー(アストロズ)
7位:ホセ・ラミレス(ガーディアンズ)
6位:ロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)
5位:マイク・トラウト(エンゼルス)
4位:大谷翔平(エンゼルス)
3位:フェルナンド・タティスJr.(パドレス)
2位:ブライス・ハーパー(フィリーズ)
1位:フアン・ソト(ナショナルズ)
〇選外特別賞
・ムーキー・ベッツ(ドジャース)
・アーロン・ジャッジ(ヤンキース)
・セドリック・マリンズ(オリオールズ)
・トレイ・ターナー(ドジャース)
(Full-Count編集部)