秘策の魔球は「爆発的な動き方」 メジャーデビュー間近の有望株は自信「えぐい球」
マリナーズ傘下のカービー「リトルリーグで直球とナックルを投げていた」
揺れながら落ち、打者も手を焼くナックルボール。その魔球を新たな武器にしようと掲げる有望株がいる。マリナーズ傘下のジョージ・カービー投手はリトルリーグ時代に投げていたといい「もしかしたら今年投げるかもね」とニヤリ。「えぐい球だよ」と胸を張っていると、地元紙「シアトル・タイムズ」が伝えている。
昨季のMLB公式による有望株ラインキングで33位のカービー。同紙によると、昨季は夏場に肩の疲労で1か月戦線離脱したものの、マイナーで5勝3敗、防御率2.53をマークした。今季の飛躍が期待されており、記事では「メジャーデビューの可能性が高い」と予測。さらに「プレーオフ進出に向け、シーズン終盤にローテーションを後押しする存在になるかもしれない」と具体的なイメージを膨らませている。
今月3日(日本時間4日)には、ライブBP(実戦形式の打撃練習)に登板。最速98マイル(約158キロ)を記録し、チェンジアップが非常に有効だったという。制球力に優れているのも強みだが、さらに24歳右腕は「僕はリトルリーグで直球とナックルを投げていたよ」と強調。また投げるかを問われると「勿論」とうなずく。球速は70マイル中盤~後半(約125キロ前後)で「爆発的な動き方」をするという。
果たして自信満々の“魔球”はベールを脱ぐことがあるのか。メジャーデビューの行方とともに、注目が集まる。