大谷翔平、話題の「落ちる球」に投手コーチも“興味津々”「話をしないといけない」
大谷の22日の投球を投手コーチは「全てが機能」と絶賛した
■ロイヤルズ 8ー5 エンゼルス(オープン戦・日本時間22日・テンピ)
メジャー5年目を迎えたエンゼルスの大谷翔平投手。投手としては21日(日本時間22日)のロイヤルズとのオープン戦で初登板に臨み、2回1/3を5奪三振3安打1失点と好投した。最速は99マイル(約159.3キロ)だった。この投球をマット・ワイズ投手コーチはどう見たのだろうか。22日(同23日)にFull-Countの取材に応じたワイズ氏は、話題を呼んだ「落ちる球」について「私も興味津々だよ」と語った。
大谷の登板から一夜。ワイズ氏は右腕の投球を手放しで称えた。「グレート。素晴らしかった。テンポが良かったし、全てが機能していた。去年の後半の状態を維持したまま今シーズンを迎えられたようだ」と評価した。
では、話題になった「落ちる球」については把握しているのだろうか。22日の登板では、マイケル・ガルシアを空振り三振に仕留めた、低めに沈むボールに注目が集まった。「彼と話をしないといけない。私も興味津々だよ。まだ彼と話せていないんだ」と笑みを浮かべた。大谷は昨年2種類の落ちる球を投げていたといい、この日の一投はワイズ氏にはスプリットに映ったようだが「何だったのかは現時点ではまだ分からない」と語った。
投打二刀流を実現させるために自己管理を徹底しているとされる大谷に、ワイズ氏も全幅の信頼を寄せる。「彼の努力を見るのは楽しいよ。彼は他の全ての人のロールモデルだ。どのように寝て、食べて、水分を取り、プレーしているのか、全てが参考になる」。お手本のようなアスリートであると称賛した。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)