大谷翔平に「球場が静まり返った」 “ボンズ、プホルス級”の存在感を米記者証言
ストレートの四球にスタンドからブーイング
■エンゼルス 5ー4 カブス(オープン戦・日本時間25日・テンピ)
エンゼルスの大谷翔平投手は24日(日本時間25日)に行われたカブスとのオープン戦に「1番・DH」で出場。5回の第3打席でストレートの四球を選ぶと、スタンドからは投手にブーイングが飛んだ。この場面について記者から「大谷は少しがっかりしたようにも見えた」という声が上がっている。
大谷は初回の打席はフルカウントからの四球、3回の第2打席は日本ハムでチームメートだったマーティンと対戦して2ゴロに倒れた。5回の第3打席は、カブスのサンプソンの制球が定まらずストレートの四球。豪快な打撃を期待していたスタンドのファンからブーイングが起きた。一塁に到達した大谷は代走と交代した。
この場面を見守った米メディア「スポーティング・ニュース」のライアン・フェイガン記者は「オオタニが打席に立つと球場が静まり返った。ファンは歩くのも喋るのもやめた。ただプレーを見守っていた。冗談ではなく、最高の場面だった。ちなみにオオタニは四球だった」とツイート。さらにブーイングが起きたことについて「バットを置いた際、オオタニは少しがっかりしていたようにも見えた」と続けた。
大谷の打撃に期待して球場が静まり返ったという場面に、ファンは「アルバート(プホルス)もそういう扱いをかつて受けていたな」「人々にそんな影響を与える選手は、現役ではほとんどいない」「ボンズが打席に立った時を思い出すよ」と歴代の大打者を挙げて反応した。
昨季後半、大谷はエンゼルス打線で“孤立”していた。トラウト、レンドンという強打者を欠いた打線では勝負を避けられることも多かった。2本差でア・リーグの本塁打王を逃した一因だともいえるだろう。SNSでは「当時を思い起こさせる」という声も上がっていた。
(Full-Count編集部)