代替出場の近江が初の4強 エース山田が3戦連続完投、金光大阪に近畿大会のリベンジ

近江・山田陽翔【写真:上野明洸】
近江・山田陽翔【写真:上野明洸】

京都国際が多数の新型コロナ陽性者が出たため出場辞退

 第94回選抜高校野球大会は28日、阪神甲子園球場で大会9日目・準々決勝が行われ、第2試合では代替出場の近江(滋賀)が金光大阪に6-1で勝利し、昨夏に続く甲子園4強入りを果たした。選抜での4強は初となる。

 プロ注目の右腕・山田陽翔(3年)は、昨夏は2年生エースとして準決勝進出に貢献。しかし、右肘を痛めて昨秋は登板を回避した。エースが投げられなかったチームは近畿大会の準々決勝で、この日の対戦相手である金光大阪に6-7で惜敗。今大会は近畿の補欠校に回っていた。

 京都国際が多数の新型コロナウイルス陽性者が出たため出場辞退。思わぬ形で再びめぐってきた甲子園の大舞台で、山田がフル回転した。3月20日の1回戦・長崎日大戦では延長13回165球2失点完投。25日の2回戦・聖光学院戦(福島)戦も9回87球完投。この日も先発して9回8安打を浴びながら1失点と最後までマウンドを守り抜いた。

(Full-Count編集部)

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