大阪桐蔭・西谷監督、4度目Vに万感 近江・山田の「魂込めた姿に負けずにやった」

大阪桐蔭・西谷浩一監督【写真:中戸川知世】
大阪桐蔭・西谷浩一監督【写真:中戸川知世】

決勝でも猛打爆発…大会新記録の11本塁打に「自分たちが一番びっくり」

 第94回選抜高校野球大会は31日、阪神甲子園球場で決勝が行われ、大阪桐蔭が近江(滋賀)に18-1で圧勝。選抜4年ぶり4度目、春夏合わせて9度目の全国制覇を成し遂げた。猛打爆発での頂点に、通算61勝目を手にした西谷浩一監督は、グラウンドでのインタビューで「自分たちが一番びっくりするような得点やヒット数が出た」と万感の思いを口にした。

 猛打は最後まで健在だった。この試合も4本塁打が飛び出し、今大会チーム11本塁打。1984年にPL学園(大阪)が樹立した最多本塁打記録「8本」を38年ぶりに更新する大会新記録だった。

 決勝の相手は、代替出場から快進撃を続けてきた近江。エースの山田は前日の準決勝で死球を受けながら延長11回を170球完投。この日も先発マウンドに上がった。西谷監督は「山田くんが万全でない状態でのゲームになりましたけど、魂込めて投げる姿を見て、こちらも負けずにやった」と語った。

 昨秋の大会から無敗での春王者。「今年のチームは一生懸命やる子たちが多くて、いいチームから少しずつ強いチームに変わっている発展途上。夏にもっともっと強いチームをつくって戻ってきたい」と見据えた。

(Full-Count編集部)

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