エンゼルス、129億円アップトンを事実上の戦力外に OP戦好調も開幕直前にDFA
OP戦で3本塁打、11打点マーク、米メディア「先を見越した可能性」
エンゼルスは2日(日本時間3日)、ジャスティン・アップトン外野手を40人のロースター枠から外す「DFA」の措置を取った。5年1億600万ドル(約129億円)契約の最終年を迎えた34歳は、開幕直前に事実上の戦力外となった。
2017年途中にタイガースからトレードで加入したアップトンは、その年に計152試合に出場して打率.273、35本塁打をマーク。オフに5年契約を結んだが、2019年以降は出場数が減少。オフの段階からDFAやトレードを予想するメディアもあった。
チームでは若手外野手が台頭する中、復活を期す今季は一塁の守備にも意欲を見せていた。オープン戦では7試合に出場して3本塁打、11打点、打率.333と好調だった。米スポーツ局「ESPN」のジェフ・パッサン記者によると、「トレード相手を見つけることは見込まれていない」ため、今季の年俸2800万ドル(約34億円)はエンゼルスが負担することになるだろうと報じている。
米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」の記事では、なぜ開幕直前の決断に至ったかについて「現時点では不明だ」と強調。対左投手時の一塁手のバックアップの選択肢にもなり得た点も踏まえながら「エンゼルスは若手外野手を全てチームに残しておきたかった」「スプリングトレーニングの成績より先のことを見越していたという可能性もある」などと推察した。
(Full-Count編集部)