大谷翔平が初の“613億円選手”に? 実況席でも話題の契約問題「価値は計り知れない」
「スポーツネット・LA」の実況と解説者が試合中に大谷の契約についてトークを展開
エンゼルスの大谷翔平投手は3日(日本時間4日)、本拠地で行われたドジャースとのオープン戦で3号ソロを放った。昨季MVPの一撃を目の当たりにした敵地放送局「スポーツネット・LA」の実況と解説者は大谷の今後の契約に関するトークも繰り広げ、年俸5000万ドル(約61億円)、メジャーでまだ前例のない総額5億ドル(約613億円)という途方もない額にも言及した。
大谷に関する“マネートーク”を繰り広げたのは「スポーツネット・LA」の実況ジョー・デービス氏と解説のエリック・キャロス氏。まずデービス氏が「オオタニはアーロン・ジャッジと同じくらい強い打球を放ち、ゲリット・コールと同じくらい速い球を投げ、走力を売りにしているティム・ロカストロと同じくらいの速さで一塁へ到達します」と話を振ると、「彼はかなりの額を得ることになるでしょうね」とキャロス氏は即応し、話は広がっていった。
順調なら大谷がFAとなるのは2023年オフ。「その頃には年俸5000万ドルとか?」とデービス氏が語ると、キャロス氏は13年総額3億5000万ドル(約430億円)の契約延長オファーを断ったナショナルズのフアン・ソト外野手に言及。「彼が市場に出れば資金力のあるチームから(総額)4億ドル(約491億円)とか4億5000万ドル(約552億円)といったオファーを得るでしょう。この男(大谷)についてはどうでしょう? マーケティングの視点から見ても価値は計り知れません」とソト以上の契約を得られる可能性を示唆した。
デービス氏は今季からナ・リーグもDH制を採用することが“追い風”になるとも語った。「DH制のお陰で(大谷を求める)市場は広がりました。でも5億ドルも払える球団は多くありません」と見解を示したところ、キャロス氏が「メッツのような球団はどうでしょう?」と尋ねると、デービス氏は「お金を払うことを厭わない人物がオーナーを務める球団です」と述べている。米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」が昨年末に公開したMLB各球団のオーナー資産ランキングでは、メッツのスティーブ・コーエン氏が159億ドル(1兆9500億円)でトップだった。
昨年2月に大谷はエンゼルスと2年850万ドル(約10億4200万円)で契約。今季年俸は550万ドル(約6億74000万円)となっている。次の契約はどんな形でどの球団と結ばれることになるのか。強い関心が寄せられている。
(Full-Count編集部)