元エ軍名物リポーターが「大谷愛」炸裂 ド軍“移籍”で「会えなくなって寂しい」
2002年から20年に渡って担当したホセ・モタ氏「僕の心はハッピー」
大谷翔平投手が所属するエンゼルスの地元放送局「バリースポーツ・ウエスト」で昨年までリポーターを務め、今年からドジャースの放送局に“移籍”したホセ・モタ氏が、Full-Count編集部のインタビューに応じた。20年に渡りエンゼルスを見てきたモタ氏は、チームに、そして大谷にエールを送った。
新たなスタートに「とてもワクワクしています。(この機会を)ありがたく思っています」と話したモタ氏。3日(日本時間4日)に行われたエンゼルスとドジャースのオープン戦では「とても変な気分でした。(これまでとは違って)ドジャース側にいたから」と戸惑いも口にした。
2002年からエンゼルスの地元放送局に。その年にチームはマイク・ソーシア監督のもと、ワールドシリーズでジャイアンツを下して世界一に輝いた。「多くの友人に恵まれ多くの選手たちが活躍するのを見られたこと、エンゼルスのために多くのことが出来たこと、素晴らしいファンや素晴らしい同僚がいたこと、ラテンプレーヤーや日本のプレーヤーの影響力を見ることができたこと……。そして僕の友人、ショウヘイ・オオタニ。I love Shohei! 彼に会えなくなって寂しいです」と“大谷愛”を炸裂させた。
この20年、多くの名選手と接してきた。「MVPを獲得したブラディミール・ゲレーロ、マイク・トラウト、ショウヘイ・オオタニらの選手をはじめ、エンゼルスでは素晴らしい場面を多く見ることができました。自分のことをとてもラッキーだと思っています。多くの素晴らしい人たちの周りにいられたことは、本当に素晴らしいことです」と感謝。「僕の心はハッピーです。エンゼルスがうまくいくようにずっと願っています」とエールを送った。
またドジャースの放送局入りについては「ドジャース側から電話があったんです」と明かす。「ドジャースは、ワールドクラスの球団。そして、僕はここで育ったから。だからこのチャンスを得たとき、(ドジャースへ)移ることに決めました」と再スタートへの思いを語った。
スペイン語の放送席で、実況とアナリストの役割もこなすことになるという。また英語でのラジオ放送も行うそうで「いつテレビでのチャンスが巡ってきてもいいように準備をしています」と話すと、最後は親日家でおなじみのモタ氏らしく、「アリガトウ」と日本語で締めくくった。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)