大谷翔平に「好きなようにさせる」 ノーサインで盗塁OK、マドン監督が明言
先発投手では慎重に起用、開幕戦は90球前後か「注意しないといけない」
■エンゼルス ー アストロズ(日本時間8日・アナハイム)
エンゼルスのジョー・マドン監督は7日(日本時間8日)、本拠地で行われるアストロズとの開幕戦前に報道陣の取材に対応。「1番・投手兼DH」に入った大谷翔平投手について、「正直なところ、彼の好きなようにさせる」と、ノーサインで盗塁していい“グリーンライト”を出す考えを明かした。
メジャー5年目で初の開幕投手を務めると同時に、打者としては「1番・DH」で出場する。今季から先発投手が降板後もDHに残って出場する新ルールを早速使う。昨季46本塁打を放った大谷はパンチ力だけでなく、昨季リーグ5位の26盗塁をマークした快足も大きな武器。マドン監督は「ほとんどの場合は誰に対しても止めるようなことはしたくない。私は選手たちに野球を(思い通りに)プレーしてもらいたい。彼の場合は常に走りたいと思っているから、時々『ストップ』と伝えることも数回あったが、昨年はほとんど制限をかけなかった」と明かした。
今季は労使交渉が難航した影響でキャンプインが1か月ほど遅れ、オープン戦の試合数も少なかった。これまでに指揮官は大谷の開幕戦での投球数について90球前後とする考えを明かしていた。開幕ロースター28人には15投手が入った。マドン監督は先発投手について、「注意しないといけない。我々は野手を他にもロースターに入れることもできた。気を付ける必要はあるが、同時に様子を見たい気持ちもある」と慎重に起用していく考えだ。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)