「もうオオタニの質問ないの?」 開幕戦勝利の敵将が“要求”、妻が熱烈ファン

アストロズのダスティ・ベイカー監督【写真:盆子原浩二】
アストロズのダスティ・ベイカー監督【写真:盆子原浩二】

アストロズ・ベイカー監督、勝利から一夜「もうオオタニの質問はないの?」

■アストロズ 3ー1 エンゼルス(日本時間8日・アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手は7日(日本時間8日)の開幕戦に「1番・投手兼DH」で出場し、バットでは4打数無安打だった。一夜明け、勝利を飾ったアストロズのダスティ・ベイカー監督は“大谷封じ”の秘訣を問われ「秘訣なんてないよ。彼はいずれ打つ」とサラリ。誰もが注目する二刀流について“逆質問”する場面もあった。

 打者・大谷は開幕戦で快音に恵まれなかった。初回先頭で遊ゴロ。3回2死は外角カーブに手が出ず見逃し三振を喫した。新ルールで降板後もDHとして出場した6回2死は遊飛に。同点2ランの期待がかかった8回2死三塁は3番手右腕ネリスに右飛に倒れた。

 結果的には無安打だったが、敵将は脅威に備えている。大谷について「いつも自分のことが分かっているし、トラウトがいて、レンドンが続くことも分かっている」と強力打線に触れた。その後、メディアから様々な質問が寄せられたが、ふと物足りなさそうに切り出した。

「他になにかある? もうオオタニの質問はないの?」。周囲の興味はベイカー監督も把握済み。「昨年、妻が見に来ていたんだ。(ベンチから)振り返って見てみたら、(スタンドの)彼女はダンスを踊って、オオタニの写真を撮っていた。彼はホームランを打ったよ(笑)」との逸話も自ら披露した。どうやら愛妻は大谷のファンのよう。敵味方関わらず、今季も二刀流は見る者を魅了している。

(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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