“大谷溺愛アナリスト”が大興奮「ワイルドな夜だ」 実兄の3連続奪三振に大満足
大谷の疑惑の見逃し三振には「どちらをコールするにも難しいようなボール」
■エンゼルス 2ー0 アストロズ(日本時間10日・アナハイム)
アストロズのジャスティン・バーランダー投手の実弟で、米放送局「FOXスポーツ」でアナリストを務めるベン・バーランダー氏は9日(日本時間10日)、エンゼルス・アストロズ戦をスタンドから観戦した。“大谷マニア”として知られる同氏は「なんて日だ! ショウヘイが最初の打者として打席に立った時、信じられない気分になったよ。とにかくすごくワイルドな夜だった」と大興奮で振り返った。
兄のバーランダーはこの日が右肘手術から2年ぶりの復帰登板だった。初回は全球ストレート勝負で空振り三振。3回2死、5回1死二、三塁と絶妙なコースへ投げ込み、3打席連続三振と完璧に封じた。「ギリギリだったね。いい球だったと思う。どちらをコールするのも難しいようなボールだった。今日、起こったことは信じられないよ」と振り返った。
バーランダー氏はホストを務める番組に大谷コーナーを設けるなどマニアとして知られているが、この日ばかりは実兄を応援した。「ものすごく緊張した。ワールドシリーズの時と同じぐらいにね。その上、ショウヘイがトップバッターとして打席に立つのを見ないといけなかったから、無事にやり過ごせるかどうか分からなかった」という。
バーランダーは5回3安打1失点と好投したものの今季初黒星。大好きな大谷は4打数無安打だった。「いい日だったよ。もちろん、兄が負けるところは見たくなかったけど、素晴らしい投球をしたからね。2年ぶりに投球して、これ以上のことは望めないよ。スペシャルでグレートな日だった」と満足げに球場を後にした。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)