大谷翔平の“魔球”被弾に指揮官は衝撃「本当に珍しい」 4回途中6失点で開幕2連敗
3回2/3で6安打6失点で今季2敗目、バットでは4打数1安打2三振
■レンジャーズ 10ー5 エンゼルス(日本時間15日・アーリントン)
エンゼルスの大谷翔平投手は14日(日本時間15日)、敵地・レンジャーズ戦に「1番・投手兼DH」で出場。2点リードの2回に渡米後初の満塁弾を浴びるなど4回途中6安打6失点で今季2敗目を喫した。防御率7.56。ジョー・マドン監督は「いくつか非常に良いスプリットを投げていた。いくつか甘いものもあった。ベストな状態ではなかった。起こり得ることだ」と振り返った。
痛恨の被弾は2点リードの2回だった。連打と四球で招いた1死満塁。9番・ハイムにスプリットを右翼席へライナーで運ばれた。自身初の満塁本塁打を被弾。スプリットの被弾も自身初だった。マドン監督はまくし立てるように振り返った。
「グランドスラムを打たれたのは甘く入ったフォークだった。素晴らしい球を投げていたが、突然、ランナーを何人か出して、制球がシャープじゃなくなってしまった。序盤からいい球速が出ていたが、それも少し落ちてきた。しかし、カウント0-2からグランドスラムを、9番打者に、しかも彼の最高の球種の1つを打たれたのは本当に珍しいことだ」
打撃は渡米後ワーストの開幕30打席連続ノーアーチとなった。それでも9回に右翼線二塁打を放ち、4試合連続安打をマーク。4回2死二塁に安打性の打球を放ったが、元同僚カルフーンの好守に阻まれての右飛だった。指揮官は「良くなるだろう。試合中に細かい修正ができたのはいいことだ。問題ないよ。時間の問題だ」と早期復活を期待していた。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)