打者も泳ぎに泳ぐ「卑劣な球」 ダルビッシュ“低回転魔球”の威力が「非現実的」

今季初勝利を挙げたパドレス・ダルビッシュ有【写真:AP】
今季初勝利を挙げたパドレス・ダルビッシュ有【写真:AP】

初回先頭に投じた“一球”にファンも興味津々「3桁rpmって珍しいな」

■パドレス 2ー1 ブレーブス(日本時間18日・サンディエゴ)

 パドレスのダルビッシュ有投手が17日(日本時間18日)、強烈な変化球を駆使して今季初勝利を挙げた。本拠地でのブレーブス戦に先発し、6回2/3を4安打1失点の好投。打者も手を焼いた“低回転魔球”には、「ピッチング・ニンジャ」として知られる投球分析家ロブ・フリードマン氏も大注目。ファンからは「卑劣な球」「非現実的」と驚きの声が上がった。

 立ち上がりからキレキレだった。フリードマン氏が取り上げたのは、初回先頭のアルビーズに対して投じた5球目。カウント1-2からのスプリットは外角へ逃げながら落ちていく。打者は泳いだスイングになり、バットは空を切った。スローで見るといかに回転が少ないかがよく分かり、フリードマン氏も「928rpm(1分間に928回転)」と特筆した。

 投球分析家も唸る一球に、日米ファンも興味津々。「あの握りからして、どうしてあの球が真上に行ったり真後ろに行ったりしないのか分からない」「ナックルぽい」「ダルビッシュのスプリット、3桁rpmって珍しいな」などとコメントが寄せられていた。

【実際の映像】打者も泳ぎに泳ぐ「卑劣な球」 ダルビッシュが放つ“低回転魔球”が「非現実的」

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