大谷翔平がメジャー史上初の珍記録 先発投手が“1球も投げず”に2度も打席に立つ
米メディアも珍しい事象に反応「オオタニにしかあり得ない」
■アストロズ ー エンゼルス(日本時間21日・ヒューストン)
エンゼルスの大谷翔平投手がメジャー史上初となる“珍記録”を打ち立てた。20日(日本時間21日)の敵地アストロズ戦に「1番・投手兼DH」のリアル二刀流でスタメン出場すると、初回打者一巡の猛攻で2度も打席に。先発投手が1球も投げないうちに2度も打席に立つのは、1900年以降では史上初の出来事となった。
リアル二刀流で出場した大谷は初回の第1打席で四球を選ぶと、押し出しの四球で先制点のホームを踏んだ。エンゼルスはアストロズ先発のオドリッジの大乱調もあって、打者一巡の猛攻に。大谷は4点をリードし、なおも2死満塁で第2打席に立つと、左翼フェンス直撃の2点適時二塁打を放った。
MLB公式サイトのサラ・ラングス記者が、スポーツデータを提供する米「エライアス・スポーツ」のデータを基にしたところによると、先発投手が1球も投げないうちに2度打席に立つのは1900年以降で史上初めてのこと。1989年にトム・ブラウニングが初回に2度打席に立っているものの、攻撃は1回裏だったという。
この珍しい記録に「ヒューストン・クロニクル」のグレッグ・ラジャン記者は自身のツイッターで「先発投手が1球も投げないうちに2度も打席に立つのはなかなか見られない。これからはショウヘイ・オオタニにしかありえない事象だと思う」と反応。バリー・スポーツ・ウエストで実況を務めるパトリック・オニール氏も「オオタニは四球を選び、2点適時二塁打を放ち、そしてこれからマウンドに上がる。現実離れした話だ」とツイートしていた。
(Full-Count編集部)