大谷翔平、6回無失点の快投にマドン監督激賞「最高の瞬間」「あれ以上は不可能」
「彼に関しては私が見た中で今日がベストだ」
■エンゼルス 6ー0 アストロズ(日本時間21日・ヒューストン)
エンゼルスの大谷翔平投手が見事な奪三振ショーで今季初勝利をマークした。20日(日本時間21日)、敵地・アストロズ戦に「1番・投手兼DH」で出場。6回途中までパーフェクトに抑え、6回1安打無失点の好投で勝利投手となった。打っても2安打2打点と活躍し、ジョー・マドン監督は「誰もあんなことはできない」と大絶賛だった。
初回に自身で左翼フェンス直撃の2点二塁打を放つなど大量6点の援護をもらった大谷。マウンド上ではアストロズ打線のバットに空を斬らせまくった。初回からいきなり2三振。3回無死から6者連続三振を奪うと、6回まで先発全員三振で自身最多タイの12三振を奪った。6回1死でカストロに安打を浴びて完全投球こそ途切れたものの、6回1安打無失点の快投だった。
アストロズ打線を圧倒する奪三振ショーにマドン監督は「彼の投球は並外れていた。形容することすらできない」と激賞。打っても5回の第3打席ではセーフティバントを決めて3出塁。投打にわたって活躍し「彼に関しては私が見た中で今日がベストだ。彼の投球の中で最高の瞬間だった。球もそうだし、集中力や熱量もこれ以上ないレベルだった。あれ以上は不可能だ。打撃についても忘れちゃならない。3出塁かな。誰もあんなことはできない」と、称賛の言葉が次から次へと飛び出していた。
この日は85球でマウンドを降りた大谷。指揮官は「85球になっていたから、ノーヒッターが続いていなければそこで交代させようと思っていた」と説明し、仮に完全試合が続いていた場合については「数字は関係ない。完全試合に向けて、投げていただろう。私は選手の偉大さを邪魔することは決してしたくない」と語り、そのまま続投させていたと明かしていた。
(Full-Count編集部)