大谷翔平の完全投球を止めた元同僚 唯一の安打に「早く終わらせたかった」
2020年1月から8月までエンゼルスに在籍していたカストロ
■エンゼルス 6ー0 アストロズ(日本時間21日・ヒューストン)
エンゼルスの大谷翔平投手は21日、敵地でのアストロズ戦で今季初勝利をマークした。初回に6点の援護をもらうと、6回途中までパーフェクトピッチング。完全試合はならなかったものの、6回1安打無失点、自身最多となる12三振を奪う好投だった。
初回からエンジン全開だった大谷。いきなり2三振を奪うと、3回、4回は6者連続三振の奪三振ショーを展開した。先発全員奪三振を記録し、降板となった6回までに12三振を奪い、チームに勝利をもたらした。
6回1死まで1人の走者も出さない完全投球だった。これを打ち破ったのは、元チームメートのジェイソン・カストロ捕手。2020年途中までエンゼルスに在籍したカストロはフルカウントからの6球目、インコースのスライダーを弾き返して中前へと運んだ。
MLB公式サイトのアストロズ番ブライアン・マクタガート記者は自身のツイッターでカストロのコメントを紹介。「完全試合だとちゃんと認識してなかったんだよ」というカストロは「ノーヒットだというのは分かっていたけど。四球を出したかどうかが、よく分かっていなかった。もちろん、なるべく早くそれを終わらせたかった」と、その打席での胸中を明かした。
2020年に加入し、同年8月末にパドレスにトレードになる間、エンゼルスでプレーした元同僚は「彼(オオタニ)は投打において信じられないほどの才能がある。彼は今夜、間違いなくオンの状態だったね。緩急を使っていたし、あのバックドアスライダーをとても上手く投げることができていた。彼のスプリットはとにかく効果的だった。とてもタフな球種の組み合わせで、だから彼を打つのは難しい」と、安打こそ放ったものの、この日の投球に脱帽していた。
(Full-Count編集部)