「ど真ん中でしたが…」放送席も騒然の“疑惑の判定”に捕手も驚き「えっ?」
ストライクゾーンの真ん中に変化球が入ってきたように見えるが…
■フィリーズ 7ー1 ロッキーズ(日本時間29日・フィラデルフィア)
ど真ん中に入ってきた変化球を「ボール」と判定され、捕手が思わず固まってしまうという珍場面が注目を集めている。ファンは「なんだって?」と不思議そう。実況アナウンサーは思わず中継中に「あの球はどの辺に行きましたか? ど真ん中でしたが……」と口走ってしまったほどだ。
これは4月28日(日本時間4月29日)に行われたフィリーズ対ロッキーズ戦でのこと。3回1死フィリーズの攻撃、投手のゴンバーは初球、ストライクゾーンの真ん中に入っていく74マイル(約119キロ)の変化球を投じた。狙い通り打者は見送ったものの、球審の手は上がらず。捕手のヌニェスは思わず審判をじっと見つめている。
米国でスポーツデータを提供する「コーディファイ・ベースボール」がこの場面の動画を「この球は明らかにストライクに見える」と題して公開。ロッキーズの地元放送局「AT&Tスポーツネット・ロッキーマウンテン」の実況席からは「あの球はどの辺に行きましたか? ど真ん中でしたが……」と戸惑いの声が上がった。ロボット審判の導入なども取りざたされる中、“誤審”騒ぎもまた、減りそうにない。