大谷翔平も投打で大活躍、エンゼルスは昨季WS王者の「強大なライバル」に
開幕から好スタートを切っているエンゼルス、大谷も原動力に
開幕から13勝3敗と球団史に残る好スタートを切っているエンゼルス。ア・リーグ西地区で昨季ワールドシリーズ王者のアストロズを抑えてトップをキープしている。そんな中、ESPNが「エンゼルスはアストロズにとって強大なライバル最右翼となり得る」と特集している。
エンゼルスは開幕のアスレチックス戦に敗れたものの、その後、怒涛の快進撃を披露。大谷翔平投手が先発予定だった15日(日本時間16日)の敵地ロイヤルズ戦は寒波により中止となったが、現在7連勝中と波に乗っている。
勝率.813はア・リーグでレッドソックス(.867)に次ぐ2位で、メジャー全体でも3位。特に打撃は際立っており、チーム打率.291、本塁打26本、103得点はいずれもメジャートップだ。二刀流で活躍する大谷も好成績で貢献しており、11打点はトラウトに次いでチーム2位タイ、3本塁打はトラウト、アップトンに次いで同3位タイ。また規定打席に到達していないものの、打率.367は同4位、出塁率.424は同3位となっている。
昨季、ワールドシリーズ(WS)でドジャースに競り勝ち、メジャーの頂点に立ったアストロズは今季も優勝候補の一角に挙げられているが、現時点ではエンゼルスに次ぐ地区2位に。ESPNは今回の特集で「エンゼルスには、世界最高の選手であるマイク・トラウト、そして球界で最も目を引く選手であるショウヘイ・オオタニがいる。彼らは最高の遊撃手であるアンドレルトン・シモンズと、優秀な守備力を誇る2人の捕手も揃っている」と有力な選手が多くいると指摘。ベテランのアルバート・プホルスも好調を維持していることを紹介している。一方、アストロズも豊富な戦力を備えていることをレポートし、WS連覇の本命とした上で、エンゼルスについて「アストロズにとってのア・リーグ西地区最大の脅威となり得る」と伝えている。
また、今回記事を執筆したESPNの名物記者バスター・オルニー氏は大谷の二刀流の成績についても注目。自身のツイッターで「ショウタイム」と題して投手と野手の数字を並べてレポートした。その中で「安打-打数」は打者「11-30」、投手「4-43」、「打率(被打率)」は打者「.367」、投手「.093」、「長打率(被長打率)」は打者「.767」、投手「.163」と驚異的な数字が並んでいる。
昨季王者に脅威を与えつつあるエンゼルス、そしてその原動力となっている二刀流右腕。このまま好調を維持し、2014年以来となるア・リーグ西地区制覇、また、2002年以来となるWS制覇を遂げることができるか。
(Full-Count編集部)