驚異の18歳“両投げ投手”現る 右で155キロ&左で148キロは「クレイジーだ」
高校生のサインチェは、卒業後はミシシッピー州立大学へ
18歳の“両投げ投手”が右でも左でも90マイル(約144.8キロ)をマークした。驚異の高校4年生ジュランジェロ・サインチェは、両腕から剛速球を繰り出す。米スポーツ放送局「Whistle」のツイッターが「クレイジーだ」と映像を公開し、注目を集めている。
フロリダ州在住で、卒業後はミシシッピー州立大学へ進学予定のサインチェ。米スポーツ放送局「Whistle」のYouTubeでは、父親が捕手として野球をプレーし、母親はソフトボールをしていたことから野球を始めたことなどを語っている。1歳からキュラソー島で過ごし、16歳のときにアメリカでの生活を始めた。
「多くの人が、両利きの素晴らしい投手になるポテンシャルがあると言ってくれる」とサインチェ。元々は左利きだが、右投げの方が球速は速いという。「キュラソー島にいる両親や家族に会えなくて寂しいけど、いつか彼らに誇りに思ってもらえるように、一生懸命頑張りたい」とモチベーションを語った。
米誌「ベースボール・アメリカ」によると、最速は右で96マイル(約154.5キロ)、左で92マイル(約148.1キロ)。キュラソーの代表として両サイドから投げ、日本のチームを1-2で破った2016年のリトルリーグ・ワールドシリーズで、その名を知らしめた。今後どのような投手に成長していくのか、注目が集まる。