大谷翔平、歴史的リアル二刀流で3勝目「勝てて良かった」 7回11K無失点で雄叫び連発
今季最長7回11奪三振無四球6安打無失点で3勝目、4打数2安打1打点
■エンゼルス 8ー0 Rソックス(日本時間6日・ボストン)
エンゼルスの大谷翔平投手は5日(日本時間6日)、敵地のレッドソックス戦に「3番・投手兼DH」で投打同時出場し、今季3勝目を挙げた。今季最長7回を投げて11奪三振無四球、6安打無失点の力投で自身3連勝となった。バットでは8回にグリーンモンスター直撃のタイムリーを放つなど4打数2安打1打点をマークした。チームは2連勝を飾った。
気迫満点の投球だった。3者凡退に抑えたのは4回だけ。毎回のように走者を背負ったが、得点を許さなかった。5回1死二塁ではストーリー、デバースを2者連続奪三振に仕留めて雄叫び。7回2死一塁でもストーリーを空振り三振を奪って雄叫びをあげた。最速100.3マイル(約161.4キロ)。防御率3.08となった。
バットでは8回無死満塁でグリーンモンスター直撃の適時二塁打を放った。4回の中堅フェンス直撃の安打と合わせ、6試合ぶり今季7度目のマルチ安打をマークした。
前日4日(同5日)の敵地・レッドソックス戦は「3番・指名打者」でフル出場。延長10回ゲームの試合終了は22時54分で、5日の試合開始は13時35分。14時間41分後の投打同時出場となった。
メジャー30球場で最も古いフェンウェイパークはベーブ・ルースが1914年から1919年まで投打で活躍した。1918年には投手で13勝、打者で11本塁打と「2桁勝利&2桁本塁打」を達成。エンゼルスによると、フェンウェイパークで先発投手が4番までの上位打線に名を連ねるのはルース以来103年ぶりだ。歴史的な一戦で投打でフル回転して3勝目。6日(同7日)から本拠地に戻り、ナショナルズ3連戦に臨む。
エンゼルス・大谷翔平投手「結果的に勝つことができた。苦しかったが、最後に勝ててよかった。丁寧にアウトを取れればいいかなと思っていた。ロースコアのゲーム。1点もやらないつもりでいきました。素晴らしい球場。僕も好きな球場。来るのを楽しみにしている。素晴らしい球場ですし、素晴らしい人がプレーしたところでプレーできるのはありがたい。いいゲームができて励みになる」
(Full-Count編集部)