レッズが4勝23敗の絶望に沈むワケ GMも“懺悔”の苦境を米メディアが分析
レッズは8日のパイレーツ戦を終え4勝23敗、勝率.148の苦境
日本プロ野球では今季、開幕から負けの込んだ阪神の勝率や連敗が大きな話題となった。メジャーリーグではレッズが7日(日本時間8日)のパイレーツとのダブルヘッダーを終え、4勝23敗で勝率.148という苦境にあえいでいる。米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」は「レッズ総崩れの理由」と題する記事を掲載、この中でケン・ローゼンタール記者はニック・クラールGMの「私を責めるべきだ」という懺悔の言葉を紹介している。
記事によると、クラールGMは5日(同6日)の試合後「誰かのせいにしたいというのなら、私を責めるべきだ。この状況に対抗するには、選手の層が十分ではない。オフシーズンの新規契約やトレード獲得がうまくできてなかったのかもしれない。言い訳を見つけるのが難しい。我が組織では非常にいい仕事をしてくれた人がたくさんいた。今は嵐の真っただ中にいて、なんとかそこから這い出そうとしている」と口にしたという。
レッズはオフにチームを解体した。左腕のウェイド・マイリー投手をウェーバーにかけてカブスに取られ、捕手のタッカー・バーンハート、右腕のソニー・グレイ、左翼手のジェシー・ウィンカー、三塁手のエウへニオ・スアレス、リリーフのアミール・ギャレットをトレードに出した。
さらに右翼のレギュラーで、昨季.309、34本塁打を記録したニック・カステヤノスはFAでフィリーズへと去った。解体に入ったのはその前からだ。2020年のオフにリリーフのアーチー・ブラッドリーに新契約を提示せず、昨夏には抑えのライセル・イグレシアスがFAになる前にエンゼルスへトレードした。