大谷、Rソックス戦先発へ エ軍監督談話「今の順位は彼によるところが大きい」
ソーシア監督試合前コメント、大谷は「我々に勝つチャンス与えてくれている」
エンゼルスの大谷翔平投手が17日(日本時間18日午前11時7分開始)の本拠地レッドソックス戦でメジャー3度目の先発登板に挑む。ここまで2試合に登板し、2勝0敗、防御率2.08。前回登板のアスレチックス戦では7回1安打無失点、12奪三振という圧巻の投球を見せた。2012年サイ・ヤング賞左腕デビッド・プライスとの投げ合いとなるこの一戦で白星を手にすれば、自身3連勝となる。
エンゼルスは試合前の時点で13勝3敗でア・リーグ西地区首位。対するレッドソックスは13勝2敗で同東地区首位に立っている。この日の試合前、マイク・ソーシア監督は「彼(大谷)は2度の先発登板において我々が勝利を収めるチャンスを与えてくれているんだ。我々の現在の順位は彼によるところが大きいね。それは間違いないよ」と二刀流右腕のここまでの活躍を称えた。
一方、「投手・大谷」と「打者・大谷」のどちらに感銘を受けているかと問われ、「彼は力強い登板を2度してくれたんだ。先発登板を果たすことの方が打者として貢献できることよりも多くのインパクトを試合にもたらすものだ。だけど、彼は投打両面において貢献してくれているよ。とても生産的なプレーをしてくれている。彼は我々に勝つチャンスを与えてくれているから、いい仕事をしていると思う」と投打の両方に高い評価を与えた。
また、投打で高い能力を備えているだけでなく、二刀流を継続していることを称賛。「ショウヘイは先発登板を終えた後に打者として試合に出る時、打撃フォームを整えてしっかり結果を出す。そして先発登板を控えている時は投球に専念している。それをやってのける可能性と才能を備えていることこそが、素晴らしいことだと思うよ。彼はそれを可能にしているんだ。そしてその状況を受け入れ、(投打)両方こなしていく準備をしていくのは普通、選手にとって容易なことではないんだよ。だから、(大谷の二刀流のこれまで活躍は)素晴らしいことだよ。疑う余地はないことだね」と話した。
指揮官はここまで中6日で組んできた登板についても臨機応変に変えていく姿勢を示し、「場合によっては(先発登板した)翌日に打席に立ってもらうこともあるかもしれないね。柔軟性がカギになっていくよ」と話した。
大谷は強豪相手にどのような投球を見せるのか。メジャー3戦目となるマウンドに注目だ。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)