鷹・東浜巨がノーヒットノーラン達成! 史上84人目の快挙でチームは7連勝
今季は完全試合の佐々木朗に続く快挙、エンゼルスのデトマーズと同日達成に
■ソフトバンク 2ー0 西武(11日・PayPayドーム)
ソフトバンクの東浜巨投手が、NPB史上84人目(95度目)のノーヒットノーランを達成した。11日に本拠地PayPayドームで行われた西武戦、2つの四球こそ与えたものの、最後まで1本のヒットも許さず快挙を成し遂げた。さらに2人の走者はいずれも併殺でアウトにしており、27人斬りというおまけつき。投球数はわずか97球で、いわゆる「マダックス」(100球未満での完封)まで達成と、圧倒的な投球で西武打線を封じ込めた。
東浜は初回3者凡退の立ち上がりを見せると、2回以降も快調にアウトを積み重ねた。2回1死で中村に、5回無死では山川に四球を与えたものの、どちらも併殺打で3人で封じた。中盤以降も安定した投球を続け、最後まで西武打線をノーヒットに封じた。
打線は3回、四球で出塁したリチャードを二塁に置き、好調の今宮が左前に適時打を放って1点を先制。続く柳田の左中間への適時二塁打で今宮が2点目のホームを踏んだ。このリードを東浜が快投で守り、ソフトバンクは7連勝を飾った。
ノーヒットノーランはプロ野球史上84人目、95度目の達成。今シーズンは完全試合を達成したロッテの佐々木朗希投手に次ぎ、2人目の偉業達成者となった。ソフトバンクでは2019年9月6日のロッテ戦で達成した千賀滉大投手以来、3年ぶり。この日、アメリカのメジャーリーグではエンゼルスのリード・デトマーズ投手がノーヒットノーランを達成しており、まさかの同日達成となった。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)