大谷翔平の二刀流起用法、Rソックスコーチも関心「その才能をどう使うのか」
レッドソックスコーチが見る二刀流右腕、「我々は彼を迎え入れたかった」
メジャーでも二刀流の道を歩み始めているエンゼルス大谷翔平について、相手チームはどのように見ているのか。エンゼルスとの3連戦に挑んでいるレッドソックスのベンチコーチを務めるロン・レニキー氏に話を聞いた。
現在61歳のレニキー氏は現役時代、外野手としてプレー。2011年から15年までブルワーズで監督も務め、地区優勝も経験した。昨年まではエンゼルスの三塁コーチも務めている。
そんなレニキー氏は、通常は実現が困難な二刀流への挑戦について「彼のように素晴らしい選手の場合、どうにかして方法を見つけるだろう。来る時からいいピッチャーになることは分かっていたが、バッターとしても素晴らしいスタートを切った。あとはその才能をどう使うのか」と語り、「週に1度ピッチャーをするのか、6日に1回なのか。アルバート(プホルス)はどこまで一塁を守れるのか、どの頻度でどう起用するのか……ソーシア(監督)にとっては難しくなってくる」と今後の起用法に注目した。
また二刀流右腕がアメリカに与える影響についても関心を寄せ、「我々は彼をチームに迎え入れたかった。もちろん他の多数のチームもそうだ。ここまで両方を高いレベルでできる選手は近年あまり見ないよ」と感嘆の声を漏らした。
一方、レッドソックスは17日(日本時間18日)のエンゼルス戦で先発マウンドに上がった大谷を攻略して3連戦の初戦に10-1と大勝すると、18日(同19日)も9-0と2連勝。ア・リーグ東地区で15勝2敗と驚異的な強さで首位を独走している。同コーチは「今のところとても調子がいい。ピッチャーもいい、打撃もいい、守備も素晴らしい。スプリングトレーニングが終わってから、全てがいい方向に向かっている」とチームの状態に手応えを口にしていた。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)