松坂大輔氏が語る少年時代に得た“財産”「野球を辞めていても無駄にならなかった」
小学校の経験は「心に残っています」
プロになれずに野球を辞めていたとしても無駄ではない。日米で活躍した松坂大輔さんが、23日に行われた「AIG」×「MLB CUP 2022」の活動プラン発表会で少年野球の記憶を振り返った。高校でもプロでも数々の栄誉を勝ち取った松坂さんは、プレー以外でも野球を通じて手にした“財産”があった。
昨シーズン限りで現役を引退した松坂さんの生活には、子どもの頃から野球があった。毎日のように家族で野球中継をテレビ観戦し、草野球をしていた父親や父親の仲間とキャッチボールをしていたという。夢中で白球を追いかけた幼少期を熱っぽく振り返った。
「もし辞めていたとしても、それまで野球に関わったことや学んだことは無駄にはならなかったと思います。100%の答えは難しいですが、小学校の経験は心に残っています。無駄にはならないと伝えたいです」
松坂さんは横浜高時代に甲子園で伝説をつくり、プロでも順調にキャリアを積み重ねた。西武では最多勝や最多奪三振など、数々のタイトルを獲得。メジャーではレッドソックス時代にローテーションの一角を担い、ワールドシリーズ制覇にも貢献した。国際舞台にも強く、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では2大会連続でMVPに輝いている。