菊池雄星、大谷翔平との“花巻東対決”に完勝「見ている皆さんに楽しんで頂ければ」
5回2失点も3勝目ならず…内容には納得の快投
■ブルージェイズ 6ー5 エンゼルス(日本時間29日・アナハイム)
ブルージェイズの菊池雄星投手は28日(日本時間29日)、敵地で行われたエンゼルス戦に先発し5回2失点。9安打を浴びながらもしっかり試合を作る粘投を見せた。大谷翔平投手との“花巻東対決”にも完勝と言える内容で「ストレートで押せて行けたのが良かった」と振り返った。
大谷とは3打席対戦し無安打に抑えた。初回は右寄りの守備シフトも機能しての遊ゴロ、3回には空振り三振、5回には中飛に仕留めた。「あまり大谷1人のことは意識できないような素晴らしい打線ですから、試合中は1球1球に集中していました」と対決を特別視はしていない。
ただ日本で話題になるのは承知の上。昨年は本塁打を許し、今季は初対決でしっかり封じた。「昨年は昨年ですからね。お互い状況も違いますし。スライダー中心にカウントを整えて最後真っ直ぐと言うプランでしたので」と、プラン通り打ち取れたことを喜ぶ。
さらに「こういう舞台で毎年対戦できるのは幸せですし、見ている皆さんに楽しんで頂いて、もっと自分もレベルの高いピッチングをできればなと思います」とメッセージを発した。
また、2019年以来の対戦となるトラウトを抑えられたのが大きな自信となっている様子だ。第1打席こそ中前打を許したものの、直球を続けてファウルを打たせ、チェンジアップで空振り三振を奪った3回の第2打席を振り返り「チェンジアップが一番いいところに落ちてくれた。もっともっと割合を増やしていきたいし、引き出しを増やしたい」と納得顔を見せていた。
(Full-Count編集部)