大谷翔平が2連発、10点取っても勝てぬエ軍 5連敗「最大の問題点」を地元紙が指摘
「試合終盤でやることなすこと上手くいかない」
エンゼルスは29日(日本時間30日)に本拠地で行われたブルージェイズ戦に逆転負け。25日(同26日)から続く連敗は5となった。序盤の4点ビハインドをはねのけて一時は3点リードも終盤に逆転された。大谷翔平投手が2打席連続本塁打を放つなど打線は活発ながら黒星が続くチーム状況について、地元紙は救援陣を「最大の問題」と指摘している。
5連敗で貯金は5となり、ア・リーグ西地区首位アストロズとのゲーム差が3.5に広がったエンゼルス。大谷が2本塁打を放つなど12安打10得点でも勝てなかったこの日の試合展開について、地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」は「負けるのは極めて難しいように思える」として投手陣に言及。「勝負がかかった場面で救援陣が信頼に応えられないという、マドン監督を失望させる傾向が続いている」と現状を解説した。7回1死満塁で登板して押し出し四球を与え、8回には同点弾を浴びた4番手のライアン・テペラについて「(登板は)信頼を示したものだったかもしれないが、報われなかった」と伝えている。
地元紙「オレンジカウンティ・レジスター」は「終盤での2度のリードを台無しにし、5連敗を喫する」との見出しで報じ、「最近は試合の終盤でやることなすこと上手くいかない」と解説する。ブルージェイズとの4連戦を全て落としたエンゼルスだが、直近の3連敗はいずれも終盤に失点しての1点差逆転負け。「最近、多くのことがうまくいっていないが、最大の問題はリードしている試合を締めるのに失敗していることだ」と不安定なリリーフ陣に矛先を向けた。
一方で、2本塁打の大谷の他、10号弾を含む2本の長打を放ったテイラー・ウォード、4安打3打点のマックス・スタッシーらが躍動した打線は「ニューヨークに向かうエンゼルスにとって間違いなくポジティブな要素だった」とも。31日(日本時間6月1日)からは、ア・リーグ東地区で首位を快走するヤンキースとの3連戦。どんな戦いになるのか、注目される。
(Full-Count編集部)