大谷翔平、“幻の本塁打”は「入ると思っていたでしょう」　強奪美技に敵地ニンマリ

初回の第1打席で126メートルの大飛球、入っかと思われたが…

■ヤンキース ー エンゼルス（日本時間1日・ニューヨーク）

　エンゼルスの大谷翔平投手は5月31日（日本時間6月1日）、敵地でのヤンキース戦に「2番・指名打者」で先発出場。初回の第1打席で、“幻の本塁打”を放った。中堅への大飛球は外野フェンスを越えるかと思われたが、中堅ジャッジがファインプレーで強奪。場内がどよめいた場面を、両軍の放送局も大興奮で伝えた。

　初対戦となったヤンキースの先発左腕モンゴメリーから初回1死の第1打席でフォーシームを完璧に捉えたかと思われた。打球は中堅方向にぐんぐんと伸びたが、ジャッジがフェンス際でジャンピングキャッチ。打球速度107.6マイル（約173.2キロ）、飛距離413フィート（約125.9メートル）の痛烈な当たりも、12号はお預けとなった。

　エンゼルスの地元放送局「バリースポーツ・ウエスト」の実況のマット・バスガージアン氏は「いい当たりです。ジャッジが下がり、取りました！　6.7フィート（約201センチ）の身長で中堅を守っている利点ですね」と敵軍の主砲を称賛。解説のマーク・グビザ氏も「ショウヘイが放った打球音が聞こえてきますね。ジャッジの信じられないプレーです！」と脱帽だった。

　一方、ヤンキースの地元放送局「YESネットワーク」の実況のマイケル・ケイ氏は「ジャンプしてキャッチです！」と大興奮。解説のカルロス・ベルトラン氏も「オオタニがいい打球を放ちました。彼は入ると思っていることでしょう。ジャッジはこの本塁打を強奪するにはうってつけの選手です」。さらに同じく解説のデビッド・コーン氏が「多くの球場なら本塁打になっていました」と続けた。

（Full-Count編集部）