大谷翔平、電撃解任のマドン監督に謝罪「調子が上がらない」「申し訳ない」
マドン監督は二刀流・大谷を後押し「お世話になりましたし、感謝しています」
エンゼルスの大谷翔平投手は7日(日本時間8日)、ジョー・マドン監督の解任を受けて、報道陣の取材に応じた。「全てが監督のせいという訳ではもちろんないですし、むしろ自分自身の調子がこう上がらない。申し訳ないというのはもちろんあるので。お世話になりましたし、本当に感謝の気持ちはあります」と語った。
大谷にとってマドン監督は良き理解者だった。昨季から水原一平通訳を交えて密にコミュニケーション。投打同時出場、登板前後の休養日を撤廃などで9勝&46本塁打と大幅に成績を伸ばし、リーグMVPに輝いた。
「みんな今までやってきた監督がそうですけど、1日1日コミュニケーションを取りながら。何が最善なのか。その日その日で決めていかなければいけない。長いシーズンですけど、そこが一番重要じゃないかなと思うので。負ける日もありますし、そこで最善を尽くしたかが大事だと思うので。そこが一番。ジョーだけではないですけど、どの監督もお世話になった監督はみんな一生懸命やってましたし、選手自身もそういう監督についていきたいなと思ったんじゃないかと思います」
メジャー1年目の2018年はマイク・ソーシア氏、2019年はブラッド・オースマス氏がエンゼルス監督を務め、2020年から指揮をとったマドン監督はメジャー監督としては“最長”だった。それだけに大谷の言葉に力がこもっていた。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)