鷹の連敗止めた中村晃と甲斐の“好プレー” 東浜とチームを救った4回の守り
4回2死一、二塁で糸原の打球はこの日右翼に入った中村晃の前へ…
■ソフトバンク 1ー0 阪神(交流戦・8日・PayPayドーム)
ソフトバンクは8日、本拠地・PayPayドームで行われた阪神戦に1-0で辛勝した。4回無死満塁から明石健志内野手の併殺崩れの間に1点を先制。先発の東浜巨投手が6回無失点と好投すると、藤井皓哉投手、又吉克樹投手、リバン・モイネロ投手のリレーでこのリードを最後まで守り抜き、連敗を3で止めた。
1点が勝負を分けた。4回だった。先頭の牧原大、柳田の連打とグラシアルの死球で無死満塁のチャンスを作った。ここで打席に立ったのは、5番に抜擢された明石だった。阪神先発の西純のボールを打つと、打球は二塁へのゴロ。一塁走者が封殺される間に奪った1点が、最終的に決勝点となった。
この日はなんといっても投手陣だ。先発の東浜が6回を投げて3安打無失点。先制点を与えることなく、終盤までゼロを並べ、藤本監督も「1番の今日の勝因だと思いますよね。粘り強く投げてくれたなと思います」と称えた。7回は藤井、8回は又吉、9回はモイネロが無失点リレー。3投手ともに走者を背負い、藤井は2死一、二塁、又吉は1死満塁のピンチを招いたものの、なんとか凌ぎ切った。
投手陣の踏ん張りが光った一戦だが、忘れてはいけないのが、バックの守り。特に4回の守備では“名手”の働きが、その後の先制点につながった。2死一、二塁のピンチを招くと糸原の打球は右前への安打に。右翼で起用されていた中村晃は打球にチャージをかけると、捕球後すばやく本塁へワンバウンドで送球した。