大谷翔平の“第1球”で得た好投の予感 「いい日になるぞ」相棒が手応え得たワケ

7回1失点の好投で4勝目を挙げたエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
7回1失点の好投で4勝目を挙げたエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

捕手のスタッシーも絶賛「最後まで息切れしなかった」

■エンゼルス 5ー2 Rソックス(日本時間10日・アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手は9日(日本時間10日)、本拠地で行われたレッドソックス戦に「2番・投手兼DH」で投打同時出場。投げては今季最速101.0マイル(約162.5キロ)をマークするなど力投し、7回を4安打1失点で今季4勝目を挙げた。チームの連敗を14で止めた投球について、バッテリーを組んだマックス・スタッシー捕手は「全ての球に集中し、準備ができていた」と称賛した。

 スタッシーによると、大谷は立ち上がりから集中していたという。先頭のアローヨに投じた初球は98マイル(約157.7キロ)を計測。「彼が初球から98マイルを出してくる時『OK、さあ行こう。これはいい日になるぞ』って感じさ」と笑みをこぼし、「最後まで息切れしなかった。全ての球に集中し、準備ができていた」と称えた。

 1点リードの6回2死二塁でバスケスにストレートの四球を与えた後、コーチがマウンドへ。「ただひと息つかせようとしただけさ。特に二刀流の選手はね。彼は休みが必要だとは言わないけど、僕たちは彼にちょっと休憩を与えたいと思っている。それがあの時の全てだったよ」と振り返る。ひと息ついた大谷は続くコルデロを打ち取り、無失点にしのいだ。

 5月26日(同27日)のブルージェイズ戦より、捕手から投手に信号を送る電子機器「PitchCom(ピッチコム)」を使う大谷。この試合では大谷が聞き取りずらそうな場面も見られた。「もしかしたらボリューム(音量)が上がり切ってなかったかもね。みんな同じシステムを使っているから。ボリュームを上げないといけないかも」とスタッシー。31歳捕手は献身的に大谷を支える。

(Full-Count編集部)

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