阪神の「Aクラス入りは十分に可能」 一気に借金半減、球団OBは上位進出に太鼓判

阪神・矢野燿大監督【写真:荒川祐史】
阪神・矢野燿大監督【写真:荒川祐史】

交流戦で12勝6敗と大きく勝ち越し、借金「6」まで半減

 阪神は12日、オリックスとの“関西ダービー”を9-1で快勝し、同一カード3連勝を飾った。投打がかみ合った最高の形で交流戦を締めくくり、4位に浮上だ。現役時代に阪神、ヤクルトなど4球団で21年間捕手として活躍した野球評論家・野口寿浩氏は「Aクラス入りは十分に可能」と分析した。

 猛虎の反撃が始まった。この日は3回に近本、佐藤輝の連続適時打で2点を先制すると、5回には大山が右前へ2点適時打を放ち追加点。そして、7回には佐藤輝が右翼席へ特大の13号3ランでダメ押し。投げてもガンケルが9回1失点の完投で今季3勝目をマークした。

 交流戦前は借金「12」の最下位だったが、パ・リーグを相手に12勝6敗と大きく勝ち越し借金は「6」と半減。順位も4位に浮上したチームに野口氏は「なかなか点が取れない時期も続いたが、最高の形で交流戦を締めくくった。ヤクルトが絶好調ですが、この調子でリーグ再開を迎えればAクラス入りは十分に可能」と太鼓判を押す。

佐藤輝、大山の復調「リーグ再開後もこういった戦いを続けていければセ・リーグも面白くなる」

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