大谷翔平は「休養を必要としていた」 15試合ぶりスタメン外…監督代行が理由説明
ネビン監督代行「私たちが必要とするときは代打として出場」
■エンゼルス ー メッツ(日本時間13日・アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手は12日(日本時間13日・試合開始8時8分)、本拠地でのメッツ戦のスターティングメンバーから外れた。前日11日(同12日)の同カードでは13号2ランを含む3安打の躍動。ベンチスタートの理由について、フィル・ネビン監督代行はこの日の試合前に報道陣に対応し、「お休みだ。ショウヘイは大丈夫」と休養にあてることを明かした。
大谷とは、1週間ほど前から休養のタイミングについて対話を重ねていたといい「彼から私のところに来たり、私から彼のところへ行ったり。時間の管理をしないと、といった話をしてきた」と説明。その上で「実のところ、昨日の試合後に話し合って、彼は今日がその日かもしれない、と示唆してきた。さらに少し話をして、私も同意したから休みを与えることにした。お互い納得した上での休養日だ。彼はそれを必要としていた」と決断の理由を語った。
チームはここまで61試合を消化し、大谷が欠場したのはわずか1試合。スタメンを外れた残り2試合は代打で出場している。この日でメッツとの3連戦を終え、13日(同14日)は試合がなく、14日(同15日)からは9連戦。指揮官は「2日間の休みだね」といいタイミングであることにも触れた。
その一方で「ベンチから出場可能だ。プレーする準備はできている。完全に大丈夫」と代打起用の可能性も示唆。離脱だけは最も避けたいだけに「彼はいつでもスーパーマンのように見えるが、スーパーマンだってたまには休む(笑)。私たちが必要とするときは代打として出場できるよ」と話した。
大谷はここまで8試合連続安打中。休養によって好調の波が途切れる不安を問われたネビン監督代行は「いいや、全くない。1日だけだからね」とも。この日は、米スポーツ局「ESPN」が全米中継する「サンデーナイト・ベースボール」。「多くの人がそれについて怒っているのは分かっている(笑)。ショウヘイがさらに良い状態になればプライムタイムでプレーする機会も増えるだろうし、10月にプレーオフで彼がプレーするところが見られるかもしれない」と理解を求めた。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)