崩れ落ち頭抱える外野手「なんてことだ」 痛恨“幻の大ファインプレー”が「残酷」
マリナーズ外野手ウィンカー、空のグラブを見つめ愕然とへたり込む
■マリナーズ 7ー6 Rソックス(日本時間12日・シアトル)
ファインプレーは紙一重。ほんの少しのズレでヒーローになり損なうことも。マリナーズのジェシー・ウィンカー外野手は11日(日本時間12日)、本拠地でのレッドソックス戦で“ホームラン強奪”に果敢に挑戦。成功ならず崩れ落ち、頭を抱えた“ミス”に、地元放送局「ROOTスポーツ・ノースウエスト」の実況デーブ・シムズ氏は「なんてことだ」と伝えた。
同点の9回2死で、レッドソックスのボビー・ダルベックが放った大飛球は左翼方向へ飛んだ。左翼手のウィンカーはフェンスに張り付き、タイミングを合わせてジャンプ一番。グラブは打球に触れるも、こぼれ落ちてスタンドインとなった。ウィンカーは何も入っていないグラブをみて愕然。その場に座り込んでしまった。解説のマイク・ブロワーズ氏も「素晴らしい努力でした。タイミングは完ぺきでした」と称えつつ、同情していた。
土壇場に勝ち越されたマリナーズだったが、その裏に逆転サヨナラ。ウィンカーの奮闘は報われる格好となった。米メディア「ジョムボーイ・メディア」がホストを務めるポッドキャスト番組「トーキン・ベースボール」は「この試合は残酷になり得る」と映像で紹介。ファンからは「グラブに触れてたんですね。ここまでは良かった」などとコメントが寄せられていた。